医学の進歩は、実験医学なくしてはあり得ませんでした。実験医学とは、生きた動物の体を借りて、新しい治療法や薬の有効性と安全性を人間で試しの治療を行う前にテストすることです(前臨床試験)。
人間のために犠牲となる実験動物に、研究者は真摯に感謝を示さなくてはならないと当ラボでは考えています。実験動物への「感謝」とはその命を無駄にしないことです。その為には、動物実験手技を磨き、自分が行った動物実験をしっかり記録しなければなりません。記録は研究者自身の論文をまとめるために使いますが、そこには決して虚偽があってはなりません。これは人間に対する倫理から考えても勿論ですが、動物の命を犠牲にした上でデータの歪曲が行われることは犠牲になった動物に対しても許されないことです。
また、論文を執筆には自らの成果をまとめ上げるということだけでなく、動物から得たデータを多くの研究者と共有するという意義があります。より多くの研究者に情報を提供するためには英語での論文執筆が必須です。
下記の雑誌のエデイターを小林が務めております。命ある動物の犠牲の上に成り立つ研究成果を世界の研究者としっかりと共有してください。
1. Transplantation
3. Organ Biology (Cell Medicine)
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